そのメールの内容は、私が夜勤の際に年下の男性と会い、ホテルに行ったとのことでした。
以前も私が夜勤中に内緒でキャバクラで働いていた事がある妻なので、目を離すとすぐに嫌がることをされてしまうのです。妻の浮気相手を探る為、私は女性になりすまし、出会い系サイトに登録しました。
浮気相手の男性を把握した上で私はその男性に近付き、コンタクトをとりました。「あなたのことを気になっています」とメッセージを送ったのですが、その男性は「運命の女性を見つけたので、サイトを止めることにしました」と返信してきたのです。その運命の女性とは妻のことだとすぐに解りました。
相手の男性は妻に本気のようで、このまま放置すると大変なことになると思いました。私は妻に浮気を認めさせ、妻の本心を聞き出し、今後、どうしていきたいのかを話し合おうと思い、妻に言い寄りました。
しかし、妻は浮気していることを認めようとせず、ケータイのメールなどは全て削除していた為、証拠がなく、話は平行線のままです。浮気現場を付きとめる為に、夜勤を一日休み、妻を尾行することを決意しました。
この時の私の心はこれ以上、浮気をする妻は許せない、もう私に対する愛情はないのだと思い込んでいました。浮気現場を付きとめて、離婚をしようと意気込み、行動に移すことにしたのです。
妻はケータイを見られないようロックをかけていましたが、暗証番号は簡単に見破ることが出来たので、浮気相手とのメールをチェックし、今後の動きを把握しました。そして仕事に行ったふりをして妻の車の後を追いました。